COLUMN

スーパー耐久シリーズ 2021 Powered by Hankook Rd.3  NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース

2021年5月21日~23日、スーパー耐久シリーズ 2021 Powered by Hankook Rd.3  NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースが開催されました。

シリーズで最長、唯一の24時間レースであり、獲得可能なポイントも最大であることからチャンピオン争いの天王山といえるこのレース。

今大会からメーカー開発車両向けのST-Qクラスに、水素エンジンを搭載したマシンが参戦するということもあり、レースファンにとどまらず一般のメディアも数多く集まり非常に注目された中でのレースとなりました。

24時間レースなので予選は金曜日。しかし、金曜日の富士スピードウェイはあいにくの大雨。何度かのディレイののち、予選の中止およびグリッドはポイントランキング順という決定が下されます。

Floral Racing with ABSSAは2戦連続の表彰台でランキング2位。なので決勝も2位からのスタートに決まりました。

迎えた土曜日、夜中まで降り続いた雨もやみ、長い長い戦いが始まります!今回HCギャラリーはメディアとしての登録!なのでスタート前のグリッドでスタート前のドライバー陣を激励!期待を込めます。

今回もスタートは植松選手。開始直後からハイペースで飛ばすライバルチームを横目に、コンスタントに安定したペースで周回を続けます。

第一スティントはライバル勢よりもタイミングを遅らせていたところ、まさにピット作業中にFCYが発令!コース上の全車がスロー走行となるため、ここで大きなリードをゲット!トップで井出選手をコースへと送り出します。

ここからもしっかりとペースを維持してトップを死守し、2回めのピットでも再びFCY!コースに戻ったときには2位以下に一周のリードをもった独走状態へ!

その後も快調に周回を重ねていたものの、夜も深まる1時過ぎ、レース開始10時間ころに電気系トラブル発生!コース上にマシンを止めてしまいます。

1度は再スタートを切れたものの、症状はどんどん悪化していき、2時30分ころに再びストップ、今度は再スタートも叶わずに完全に車を止めてしまいます。

回収されてリペアエリアに送られたマクラーレンですが、メカさんたちの必死の作業で1時間半で戦線復帰!この時点で24時間レースはまだ折返し。この先何が起こるかわかりません。一つでも順位を上げるために走り続けます。

夜が明け、残り6時間の時点では4位。とにかく上を目指して走り続け、上位の車にトラブルが発生したこともあり、24時間を3位表彰台でフィニッシュしました。

一時はトップを独走し、今シーズンの中で優勝に最も近づいたものの、残念がら優勝はならず。しかし3戦連続の表彰台をしっかりと獲得。残り3戦での優勝、そしてランキング逆転に希望をつなぎます。

次戦は7月末、オートポリス5時間レース。ドライバーにもマシンにも負担のかかる真夏の耐久決戦で Floral Racing with ABSSA の優勝を期待しましょう!応援よろしくお願いします!

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