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第5話 前途多難!坂道発進~後編~【ペーパーAT限定女子が、マニュアル車でサーキットを走るまで。の記録。】

第5話 前途多難!坂道発進~後編~【ペーパーAT限定女子が、マニュアル車でサーキットを走るまで。の記録。】

お騒がせしております、 今でこそマニュアル車をなんとか普通に運転できるようになったみやびでございます。

マニュアルで免許をとる人のほとんどがつまづくと言っても過言ではない?坂道発進教習の続きです。

やっぱりちょっと恥ずかしいのですが、「みやびの記事、元気になるよね」と言ってもらえたので、皆様を元気にできていると信じて綴っていこうと思います。

意気揚々と坂道発進して鳴るアラーム音。これなんだ???

それでは、正しい坂道発進の仕方をおさらいしましょう!

1、サイドブレーキを引いて、ギアを1速に入れクラッチとブレーキを踏んだ状態で停止する。
2、アクセルを踏んで回転数を合わせたところでクラッチを繋ぐ・
3、クラッチがつながったところでサイドブレーキを下ろして発進する。

はい、こうやって書くと簡単そうですねぇ。でも、これが難しいんですよ。

1、は良いとしましょう。落ち着いていればできます。
2が鬼門でして、アクセルを踏んでて回転数をキープしなければいけないんです。
ただ単に ブワンブワンって吹かせばいいわけじゃない。

ぶわーーーーーーーーーーー

って一定の回転数でストップするように床から数センチのところで右足をピクピクさせながらキープさせた状態で、

じわーーーーーーーーっ

とこれまた少しずつ左足を床から数センチ離していく。

そう。右足も左足も、数センチずつ、床から離した状態でキープしなければならないんです!!!これが大変!!!
もちろん、右足と左足の浮かせる程度は違いますからね!
右足と左足を同じところまで浮かせてキープでも辛いのに、程度が違う上にその程度も探り探りという罠。

「誰がこんな曲芸みたいなこと考えたんですか!!」

と訴えたところ、

「昔はみんなやってたことだから曲芸じゃないし。慣れだよ慣れ」

とサクッと受け流されました・・・

そのようにブレーキを踏んでいない状態で、
坂道を下がっていく車体にかかっている重力と、前に進もうとする力をちょうど同じくらいに合わせたあと、
ちょっとアクセルを踏んで前に進む力が強くすると、
今までその場にとどまらせていた鎖、サイドブレーキを下ろした瞬間に、スーッと発進するのです。

言葉で説明するとすごいことをしてますよね・・・
でも、この感覚を初めて体験した時は感動しました!!!

でも、不器用なみやびは・・・

そんな感動もつかの間、私はやってしまいます。

綺麗に坂道を発進して坂を上る最中に聞こえた、異音。

「ピーっ、ピーっ、ピーっ、ピーっ」

んん?これ警告音だよね。なんだなんだ!!!
挙動不審になる私に

「サイドブレーキ、きちんと全部下げてから発進しようね」

と菩薩のような笑顔で教官が言い放ちました・・・

優しい口調とその笑顔が怖いです、教官!!!!
(実際本当に優しい方でした。本当にすみません)

サイドブレーキは、某エヴァン○リオンを固定しているアンビリカルブリッジみたいなもの。
(ピンとこない方、検索していただければわかります)
つまり、サイドブレーキを下げずに発進するということは、アンビリカルブリッジを解除せず、アンビリカルケーブルを引きちぎりながら発進するエヴァンゲ○オンということです。

そりゃ、警告音も鳴りますよね。

その後も、サイドブレーキを下ろすために体が左に傾いた際に左足が沈み、その反動で右足が浮いてうまくつながらなかったり
無駄にエンジンを吹かしてしまったり・・・・・

色々とやらかしました。

「昔はみんなやってたことだから曲芸じゃないし。慣れだよ慣れ」

教官の言葉が頭の中でリピートします。。。。。

慣れられる日は来るのだろうか・・・・・

今日のまとめ!!

カクンカクンしながら発進しているヘタっぴマニュアルドライバーを見つけたら
絶対に坂道で車間を詰めて停車しないでくださいね!!

痛い思いをするのは、あなたです!

(ドライブからバックにシフト変えて回避!!なんて、パニックの時にはできませんから)

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