COLUMN
はじめまして、今回がHC Galleryのコラムデビュー戦、オミナエです。
好きなものはモータースポーツとJリーグ、そして二次元の女の子というTHE・オタク男子でございます。
そんなオミナエがなぜコラムを書くことになったのか?
発端は編集長の突然のお誘いから始まりました。(大体いつもこんな感じだそう)
「オミナエ君、3日後富士スピードウェイのライセンス講習あるんだけど、来る?」
「もちろん行きます!」
毎年富士スピードウェイにのべ20日以上は滞在しているオミナエにとって、富士は実質ホームコース、なんなら実家と言っても良いでしょう(良くない)、断る理由がありません。
「多分ショートコースだから、走れるようにメンテナンスしておいてね」
練習に最適と名高い富士ショート、一度走りたいと思っていたので渡りに船とはまさにこのこと。
「当日はショートコースの営業がないので、本コースを走って帰りましょう」
お誘いから5時間後、早くもオミナエの余裕はぶち壊されるのでした。
富士の本コースといえば、
世界に誇る1.5kmのロングストレートにハイスピードな100R、
100キロ近く急減速する1コーナー、ダンロップコーナーなどなど、
車への負荷はミニサーキットの比ではありません。
ただでさえ通常時でもバカスカ壊れる我が愛車106が耐えられるわけがありません(偏見)
ということで、当日はBRZをお借りして走行することに決定!
そうと決まれば、早速予習。
PS4の電源をオン!グランツーリスモスポーツを起動!
BRZで富士を走り込み開始!
クラッシュしても問題のないバーチャルで、いくらでもブレーキングポイントやラインを 試行錯誤出来るとは素晴らしい時代です。みなさんも是非活用しましょう。
※ハンドルコントローラーがあれば練習の質は段違いに上がりますが、StayHomeの影響で現在高騰中……ぴえん
さて、あっと言う間に当日。
小学生並のメンタルなのでいつも走行会前日は緊張で寝付けないのですが、今回も例に漏れず。
※睡眠不足は体の動きや判断力を低下させるので、皆様はしっかりと睡眠をとってくださいね。遠方のサーキットに行く際は近くで前泊するのがおすすめです。
本コースを走っているインタープロトを眺めたり、ライセンス講習を受けたり、 そんなこんなであっという間に自分の走行時間が迫ってきました。
今回走る4人のうち2人は初サーキット走行、ということで他の走行車両の少ないツーリング枠はその二人に譲り自分は通常のスポーツ走行枠で走ることに決定。
走行前のストレッチをし(←結構大事)、BRZに搭乗!
久々の右ハンドルに低いシートポジション、違和感バリバリです。
ドキドキしながら待っていると、編集長がアクションカメラとGPSロガー(走行ライン等が見れる機械)をおもむろに装着しはじめます。
「後で走行データ比較するよー、経験者だし今日は2分20秒目指してみて」
後出しでプレッシャーかけてくるの多くない?
……いざ走行開始!
今回オミナエが走行したのはNS-4という一周2分以上かかる車のクラス。といっても、アマだとそうそう2分切りません。なので、コースには普通に格上の車が大量に走っています。怖すぎます。
3周程度は邪魔にならないよう譲りつつ、
クリアで走れる部分で車の挙動を確かめていきます。
あれ?BRZ、イメージより安定していて走りやすい?
調子が出てきたので、少しずつブレーキングポイントを詰めていきつつ、
第三セクターのラインを試行錯誤して最良の走り方を探ります。
「スープラコーナーやパナソニックコーナ辺りはライン取りの自由度が高く、
車の特性によって結構ラインが変わりそう……」という印象を抱きました。
5周ほど走った辺りからは完全にスイッチが入り、車内映像を撮影されていることも完全に失念。
目を三角にしてちょいちょい”よろしくない言葉”を発しながら、無我夢中で走っているうちにチェッカーフラッグが振られていました。
あっという間の30分、いちばん大事な”車を壊さない”ミッションを無事果たして走行終了です。
さて、富士スピードウェイを走ってみての感想ですが……
全然怖くない!!!というかめっちゃ楽しい!!!
というのが正直な感想です。
ランオフエリア(コースの外の部分)も広く、コース幅も広いので安心感バリバリ。
オミナエが普段走っている茂原や本庄といったミニサーキットの方が、ミスったら即ガードレールな分、緊張感があるかもしれません。(それはそれで面白いんですが)
また、上りセクションは失速すると最後までその影響が響きタイムが出ないなど、一度走っただけでは攻略しきれない奥深さもあります。
普段ミニサーキットしか走っていないという人は、是非一度走行してみることをオススメします。間違いなくハマります。
というわけで、ミニサーキット経験者視点からの富士スピードウェイ走行記はいかがだったでしょうか?
これを読んでちょっと走ってみたくなったアナタ!思い立ったが吉日、早速サーキット走行の準備を始めましょう!