COLUMN
http://japan-racing.jp/fuji1gp.html
参戦した車両トヨタ86(白色)とスバルBRZ(青色)の2車両は、レースでも使えるサーキット車両シェアリングサービス「HC SHARING」のレンタル車両。
今回参戦した「FUJI-1 GP」は、富士スピードウェイの本コースを舞台に、86からGT3レーシングー、アマチュアからプロまで色々な車、人が混在する人気の参加型4時間耐久レースです。
前回の筑波に引き続き、インターン生からドライバーとして参加するのはニックン&オミナエコンビ。その二人を引っ張るのは、大人自動車教習所でスタッフ・講師を務める澤 圭太選手、山田 遼選手、そしてワンスマスタッフの石森 聖生選手という超豪華メンバー!
富士で戦うため、86とBRZにはアップデートも施されて準備万端で当日を迎えました。
1月10日、当日の天気は晴れ!なのですが、とにかく冬の御殿場は寒いです。路面温度はマイナス4度。この路面温度のなか、皮むき前のスポーツタイヤでの移動はレース並みにタイヤに神経を配る必要があります。朝6時半、富士スピードウェイに集合し、レースに向けてしっかりと事前準備と作戦会議を行いました。どれだけしっかり準備ができているか、これがレース本番でモノを言うのです。
今回のレースには全62台がエントリー。HCGチームはその中でも20台と最もエントリーの多いTCクラスにエントリー。激しい戦いが予想されます。
スタート位置を決める予選では、澤選手がアタック!2分3秒台という好タイムを記録しクラス3位、全体でも33位とかなりの好位置を確保!さすがプロの貫禄です。
インターンズは予選終了後すぐに澤選手の車載動画を確認。山田選手にアドバイスを受けながら出走に向けて準備を進めます。
決勝レースは予選から時間を置かず、すぐに始まります。最も危ない決勝レースのスタートは、予選に引き続き澤選手が担当。レース開始直後のコース状が混雑している中を流石の走りで60分の安定したスティントをこなし、2番手のオミナエへ交代します。
筑波のリベンジに燃えるオミナエは、設定された目標タイムでしっかりと安定したペースを刻み、40分のスティントを危なげなくこなして3番手のニックンへ引き継ぎます。
3番手を託されたニックン、途中セーフティーカーが入る波乱がありつつも、アンダーグリーンでは目標タイムを超える好タイムを連発!光る速さを見せ、4番手の山田選手へとバトンを繋ぎます。
この段階でHCGチームはクラス4位。4番手の山田選手が表彰台をかけて猛プッシュ!3位のチームへとプレッシャーをかける走りを見せ、勝負はフィニッシュドライバーの石森さんへと託されました。
5番手の石森選手は、チーム内ファステストを更新しながら3位のチームへと追いすがるも、無情にも追いつくところまで行かず4時間のチェッカーを迎えました。
筑波に続いてのクラス4位フィニッシュという結果に終わったHCGチーム。筑波でのレース経験とホームコースである富士が舞台ということもあり、インターンズも筑波から成長した姿を見せ、しっかり結果を残しました。
一方で、予選3位から一つポジションを落として表彰台を逃す結果となり、上位を争うためにはハード・ソフト両面でさらなる進化の必要性を感じる悔しい結果にもなりました。しかし、この難しさ、面白さこそがレースです。
次こそ表彰台!を合言葉にHCG Racingの次のレースにも乞うご期待ください!