COLUMN
こんにちは!HC Galleryのインターンです。
2月6日のインターン最終面接(?)のお話は前回させていただいたと思いますが、型破りなインターン面接の後、しばらく社内業務をしていたかとおもったら
編「大人の自動車教習所2.0の1.5回と2回あるんだけど、カメラ好きならカメラ持ってサポートにきてよ」
「え、え、いいですけど、いつからですか?」
編「前日入りの2泊。大丈夫だよね」
「も・・・もちろんです」
というわけで!
今回は、2020年2月28日、29日に開催された、「大人の自動車教習所2.0」の様子をご紹介します!
大人の自動車教習所2.0は「若い人たちに、車を好きになってほしい。だから、車と思いっきり触れ合える時間を届けたい!」という思いから始まったイベントです。
試乗会やメディア体験会、企業様向けなど、何度もこのイベントは開催されているのですが、実は、まだ一回も本当のターゲットである「若い人たち」に体験していただけていませんでした…。しかも、第1回は大雪で中止という(中止による振り替えが3月19日なのでそちらを第1回と言えないという辛さもあります)。
そんな紆余曲折を越えて、第1.5回からようやく、若い車好きの方々に集まっていただいての開催です!
イベント前日の2月27日。
御殿場にあるガレージにクルマたちが続々と東京から集まってきます。僕もその1台に乗せてもらって御殿場入りしました。日が傾いてきて気温もどんどん下がる中、我々スタッフはかじかんだ手で、「寒い!寒い!」と言いながら、クルマを洗います。
なぜクルマを洗っているかというと、もちろん明日28日に参加者の方に綺麗な状態の車にのってもらうためです。僕の趣味が洗車・・・というわけではありません!
でもこのご時世、ガソリンスタンドで洗車してもらうこともできます。ではなぜ寒空(正確には寒夜空) の下、わざわざ洗車をするのかというとボディのキズやタイヤのすり減り具合など、クルマのコンディションを確認するため。
「洗車はクルマとのコミュニケーションだ」
が編集長の口癖です。
入ったばかりのインターン、「洗車が嫌いだ」なんて口が裂けても言えないです。(あと、編集長自らも洗車しているのでパワハラでもないです)
実際洗車していると、最初は寒くて嫌だった(嫌ではありました)だけの洗車も、なんか楽しくなってきました。それに綺麗なクルマの方が、汚れが落ちている分、速く走れそうな気がします!
参加者の皆様に、気持ち良くハンドルを握っていただくこと。そして、皆様が運転に集中できるようにするのも、我々スタッフの使命です。
洗車の後は、澤圭太選手に御殿場の隠れた名店に連れて行ってもらいました。御殿場って、自分にとっては初めての土地で、何がなんだか(正直今でも)わかりません。
今回止まったホテルが御殿場インターから近いということ以外、駅がどこかさえ、土地勘皆無です。そんな場所で、明日の主役の澤さんとごはん。なんか、インターンになっただけで役得な気がするイベントです。
でも、何を話していいのか、話のとっかかりをつかむのが難しく、おたおたしていると
「君はメディア担当だから、しっかり写真撮るんだよ!」
と編集長からの紹介ならぬ鋭い一声が!
なので本気のカメラをスタンバイ。一品目のおつくりが出てくると、待ってました!と言わんばかりに本気のカメラを向けます!
そこで、澤圭太選手が一言。
「そんなのいる???スマホで良くない?」
・・・心がクラッシュしたので、スマホで撮影しました。
お料理はもちろんとても美味しかったです!
ちなみに、HCスタッフの中で隠れ名物扱いされているのがこちらのお酒。
その名も「カシスオレンジ」
はい、居酒屋でもどこにでもあるハズの通称でカシオレと呼ばれるカクテルです。
ただ、このお店でカシオレを頼むと・・・
なんと、ロックグラスの半分まで並々とつがれたカシスリキュールと、半分に切られたオレンジと絞るためのジューサーがやってきます!
4人同時に頼むと結構な威圧感です(場所もとります)
このジューサーを使って自分ですり潰して果汁を絞り出します。このとき、うまく絞りきれる人はコップに溢れんばかりの(実際にはこぼれていた人も)果汁を入れていたのですが(前回、にわか絞り方講習会をおこない上手になったそう)。でも、僕は下手くそだったので、果肉を入れてごまかしました!それでもおいしいですよ!
このお店がどこにあるのか、知りたい方は、こっそりHC GalleryにDMをください!
6時30分に、宿泊しているビジネスホテルの食堂が開くのに合わせて、朝ご飯を食べます。朝ご飯を食べながらスマホを見ていると、「みんな起きてるかー??」とメッセージが。
誰か一人でも起きていなかったら、クルマを富士スピードウェイに移動できないので、一大事です。朝ご飯を食べ終えて、僕自身の暖機運転が済んだところで、担当するBRZを富士スピードウェイまで運転していきます。
実は、いままで運転したことがあるのはミニバンとコンパクトカーだけで、 公道でスポーツカーを運転したのは初めて…。ただでさえスポーツカーは周りが見づらいのに、その上窓ガラスには霜がついたままで、滅茶苦茶緊張しました!間違ってクルマをどこかにぶつけたら、たとえ大きな事故じゃなくても、参加者の皆様がキズをみて不安になるかもしれません。
無事、富士スピードウェイに着いたら、事故が無いようにクルマの状態をチェックしたり、コースを示すパイロンを置いたり、とても忙しいです。ですが、参加者様が会場までご自身のクルマで続々といらっしゃるのを見ると、「今日は一日楽しんでいただけたらいいな」と、とてもわくわくします。
参加者の皆様が集まって、澤選手の挨拶から大人の自動車教習所2.0が始まりました!
午前中は楕円形のコースで、運転の基本を教わります。自分でハンドルを握って2回目くらいまでは、緊張した面持ちで慎重に運転している方が多かったです。
ただ、プロドライバーの方の同乗走行を体験すると、参加者の皆さんは緊張半分、楽しさ半分といった感じになってきます。
ちなみに、午前と午後で1回ずつクルマのスピンがありました。ドライバーの方はとてもヒヤヒヤしていましたが、スピンするくらい楽しんでいただけているということなのでとても嬉しいです!また、スピンをしたときはプロドライバーの方から、詳しいアドバイスがもらえるので、むしろおトクかもしれません。
午前の最後は、プロドライバーの同乗走行で、PORCHE 911 GT3 RSとMF GOHST コンセプト2020仕様のトヨタ 86に乗せてもらえました。澤圭太選手がポルシェのハンドルを握り、山田遼選手がトヨタ 86のハンドルを握ります。
なかなかできない貴重な体験だったかと思いますので、ぜひ感想をお伺いしたいです。
ちなみに、午前最後なので 「朝が早くてお腹が空いているから、早くお昼ご飯を食べたい!!」という声も聞こえてきそうですが・・・午前に設けてるのには理由があります。
以前、スタッフはMcLaren600LTで同乗走行を体験させていただいたことがあるのですが、そのときはお昼の後でした。
そこでみんな大変な思いをしていまして…。
どんな感じだったかは…ご想像にお任せしますね…。
その経験を活かし、参加者様にはお昼ご飯を食べる前に同乗走行を体験していただいております。
山田遼選手が駆るトヨタ 86はリアタイヤを滑らせてドリフトしていたので、タイヤから白い煙が立っていました!乗車後、山田遼選手が「本コースでのタイム計測のために、タイヤ温めておきました!」とおっしゃっていたのですが、後でタイム計測に行った澤圭太選手が「温まりすぎて、タイヤ溶けちゃったよ。」とスタッフの夕食会の時に言っていたのが印象的です(笑)
午後になると、参加者の皆様は、クルマの運転に自信がついたようです。色々なクルマに乗ってクルマたちの個性を楽しむ方、1台のクルマでとことん自分の運転を突き詰めたい方など、「皆様がそれぞれの運転の楽しさ」を見つけているようでした。我々スタッフは、皆様が「運転の楽しさや自信」「クルマって面白いよね」と満足していただけて、とても嬉しいです!
大人の自動車教習所2.0のプログラムが終わった後、参加者の方で、おにぎりエンジンの即席ロータリークラブができていました!クルマ好きの方々で交流できるのも、このイベントの一つのポイントです!
一方でスタッフは、またガレージに戻って洗車です。ガレージに戻る時、ポルシェがナンバープレートにHC Galleryのシールを貼りっぱなしで、公道に出てしまいそうになり、あわや道路交通法違反寸前に…。散水車で濡らした路面を走ると、クルマが泥だらけになるので、翌日の参加者様が気持ちよく運転できるように、クルマの状態を整えました。
後編に続きます。